進撃の巨人Season3#49 奪還作戦の夜

やっぱりシーズン3は分割されるようです。年明け再開かと思ったらなんと4月・・・4月までお預け。その間に覚悟を決めておけということですね。

お話は丁寧に奪還作戦前夜をやってくれてノリもよくとりあえず心穏やかに4月を待つわ・・・・と気を許していたらEDでとんでもないことになりました。
リアルタイムで見ていた私はそのままツイッターで阿鼻叫喚な実況を確認しつつ買ったばかりのレコーダーでコマ送り再生・・・・眠れぬ夜を過ごすことに。

 

 

いや、ほんと本編までは穏やかに楽しく、不穏な空気は残しつつもほっこりしたりしていたんですよね。

アバンでは今後の肝になる「エレン硬質化」と「巨人化薬液」のおさらいをして薬をリヴァイに預けたところでザックレーの芸術披露の話がさらっと入ってきてさらっと止められましたwこういうところ、外さないんだよねwその話にかぶせてアニメでは思いつめたリヴァイの表情をみせています。この後のエルヴィンとのやりとりにつながる表情ですね。ここでもそのあとどうするんだと軽く問いただしています。
ところでこの巨人化薬ってトップシークレットなんでしょうか?この話に加わっているのは総統ザックレーと駐屯兵団トップのピクシス、調査兵団の団長エルヴィン。憲兵団トップはいません。(原作ではこの前に憲兵団の嫌味なやりとりのあと場所を変えての密談となっていて、あえて憲兵団を除いているのがわかります。)リヴァイは薬を入手した本人でありハンジは薬を調べたのでいちおう関係者扱いになってるのだとおもいます。この辺の組織の力関係とか立ち位置とか気になるところです。密談してるわりには調査兵団には末端の兵士にまで周知されてるのは現場重視でその場の対応と判断にゆだねられるということなんでしょうが。

調査兵団幹部会議の後、リヴァイがエルヴィンに詰め寄るシーンも後ろ手にドアを閉めるシーンから丁寧にほぼ原作通りでした。むしろセルフとセリフの間のための時間とかたっぷりとってあります。
オイオイオイオイからのリヴァイの凄味。大事に思う人を無事に過ごさせるために後からつなぎやすいように足を折る・・・(便所に苦労するというセリフまでご丁寧につけて)っていうのはもうなんという表現なんだろうと思います。こんなの・・・。そしてそれに対する答えが「自分の足よりも人類の勝利よりも自分の好奇心のほうが大事」というエルヴィンの私欲だという回答。

 

肉パーティが凄かったです。
盛りあがり半端ないしまさかの幹部組字幕w

ここのジャンとエレンの絡みがわたしは大好きなんですが、間にはさまれたアルミンの表情がすごくよくって・・・エレンを心配してる感じがよく出ててその後の絡みも含めていいシーンだなと思います。
同じようなシーンがちょっと前にありました。ヒストリアの孤児院でジャンがアルミンを挟んでエレンに絡むのです。エレンが乗ってくるのを期待してのゲスな表情での挑発を、エレンは軽く無視しマジレスしてるのをアルミンは見てるんですよね。この時はエレンは自分を特別な存在だとか思えなくなって沈んでいた時だから英雄に絡めたジャンの挑発には乗れなかった。
そういうことがあったからここでもアルミンはジャンの挑発にエレンが乗ってくるのかどうか心配そうに見てる・・・というかここでエレンが挑発に乗るとは思っていなかったから乗ってきたエレンにハッとした表情なんですよね。ジャンも多分半分くらいは期待してなかったみたいで、反応というか様子をうかがいつつという感じがじわじわきます。嬉しそうw
エレンがここでジャンの挑発に乗ってきたのはキースの一件でカルラの言葉を聞きすこし自信を取り戻していたのもあるでしょうけれど、挑発された内容が英雄とか特別な人間としての扱いではなく巨人化前から揶揄されていた「死に急ぎ野郎」だったからかもしれません。

アルミンの避け方が板についてるw

前から知ってる南方訓練兵上がりの104期はまたか~って感じで見てるし知らない奴らは何だろうと思ってるだろうし誰も止めないところとか後ろでミカサとアルミンがニコリ笑ってみてるところとかがいい。

このあと「元気が戻ったね」って言ってるアルミンw

訓練兵団卒業の夜もこんな風に三人で話していて、ハンネスさんに出会って話して・・・でももうここにはハンネスさんはいない・・・

アルミンの海の話にイマイチ乗ってこないエレンに、アルミンは無理やり話を振っていく。そしてエレンはしょうがねえなと言いながら思い出したように乗ってくる。この後もずっと引きずっていくこのわずかなすれ違い。

出発の夕暮れ。黄昏に出発っていうのと調査兵団始まって以来の民衆の期待っていうのがその後を知っている身としては深読みしたくなります。

フレーゲルの横にアルミンはあはあオジサンいた・・・こういうのだけは外さないなこのアニメ(二回め)

スタイリッシュゴンドラとかエルヴィンおたけび(誕生日の夜だけに)そして壁の上で待つベルトルトとライナー!!!

 

いいところで余韻もたせて終わるよね、4月までお預けは辛いけどアニメのクオリティがたもてるならばそれでいい・・・と、余韻に浸ってED見ていた時に、それは唐突に始まりました。

はじめは新しく買ったばかりのレコーダー不調?放送事故??と思ったのですが兵長の血まみれアップで、え???まさか????
心臓がバクバクしてきました。

おそらくseason3後期で放送されるであろうシーンが細切れに流れ込んでくる。そして屋根の上。

しらない人が見たらいったい何が起こっているのだろうかと思う兵長とエレン、ミカサの対立シーン。

これを、このクオリティで後期を・・・・。

 

season3は冒頭から海を出してきたし、ネタバレを小出しにして惑わせる演出なんですね。原作読んでる人にとっては憎い演出だし、未読の人はネタバレとはいえ肝心な事はバラしてないから一体何が起こっているのか??って思うような興味を引く仕掛けで上手いなーと思います。

4月まで・・・長いけどまた原作を読み返しながら心を鍛えて楽しみに待ちたます。