進撃の巨人season3#47 友人

すべてを理解しあえることはなくてもお互いを認め友情は育むことができる。信頼はできる。そういえばエルヴィンとリヴァイもそうなのかもしれない。

 

一話をじっくりと一回の放送にかけてくれました。ケニーの語りが圧巻でした。

 

正直なところ、ウーリとケニーの間にあった友情がわたしには今一つのところでよく分からなくて・・・・友情があったということを前提として考えることはできるのだけどそのベースになるものがよく分からかったのです。アッカーマンとして絶対的に強いものを目の前にしてその血が主と認めた・・・はわかるんですが、じゃあどうしてそこに至ったの?ケニーの価値観は「強い」だけなの?ウーリはケニーの何に魅かれたの???

そんななか、録画したものを繰り返し見ては「子リヴァイかわえええ」「兵長最高の微笑w」「イケヴォイス祭り」「子安で締め」等々浮かれていたんですけれど・・・。

ふと、画面を見ずに音だけに集中して聞いていたらケニーの語りの中でその答えを見出したような気がしました。(アニメとしてそれはどうなのよ?とも思うのですが原作もちゃんと読みこめていなかった私の頭の問題なのでしょう)映像という余計な情報を入れずにモノローグだけ聞いたおかげかもしれません。しかし声だけでこれだけ聞きごたえのある回もなかなかないのではないでしょうか。

ケニーもウーリもお互いをよく分かって理解しあっていたわけではないのですよね。そこなんです。わからない。でもこいつはこういうやつなんだと認め合うことはできる。争い戦う関係から手を取り合う関係に。

ケニーは始祖を継承してウーリを理解したかったのかな??ウーリが見た世界を自分が見みることでそこに新たな何かを見出したかったのか・・・。

他人を自分の中に受け入れて一体化するという話で思い出すのは清原なつのの「真珠とり」や佐々木淳子の「那由多」等ありますが・・・どれも悲しい結末です。そういえばリョータローは古川登志夫さんだった。

ウーリの古川登志夫さんはいにしえのアニオタだった私にはとてもなじみ深い声優さんで、でも最近の事はよく知らないので私の中ではいつまでたってもあたるでカイで遊馬でピッコロなんですけど・・・。当然なんですけどそれらの役を微塵も感じさせない紛うことなきウーリ・レイスで最高でした。(いやこんなこと言うと失礼かもなんですけど大御所さんのなかには何やってもその人の声に聞こえる人もいるもので・・・それはそれで好きなんですけどw)

 

サネスもニックも自分の信じるものに対しては一本筋が通っているという意味で同じなんだなあと思う反面、狂信的なものの怖さも感じます。フロック・・・

 

兵長のヒストリアへのパワハラとそれに伴うリヴァイ心情暴露がないので・・・・ネコパンチと笑顔の意味が~~~~~って話はよく聞きますが。たしかにあれではヒストリアの反逆の意味が別物にはなってしまってるんですよね。

ただ、王位継承に関してヒストリアの立場から見てみるとアニメの流れはとてもしっくりくるんです。それは少し前にも書いていますが。

何も知らずにリヴァイの暴力に屈して女王を「演じる」ことを従わせられ、そのあとで諸々の事情を経て覚悟を決めることになった・・というのはリアルな展開ではあるかもなのですが、一度はロッドの話を受け入れエレンを食って真の王(神)にまでなろうと覚悟を決めた後であり、周りの状況と自分の立場を理解したうえで女王を受け入れるとした方が自然な感じがします。

ただそうした場合リヴァイの革命に対する思いと決意がね・・・そのために104期にかけた負担というか責任みたいなものがセリフとしては出てこないことになってしまう。それにかかる「ありがとうな」なのでもやっとしてしまうんだろうなあ。

私自身は、リヴァイを殴る表面上の理由なんてミカサの冗談でもヒストリアのストレス解消でもなんでもいいと思っています。エレンは必死に止めていますが(そこが可愛い)エレンは直接革命に参加してないんですよね、アニメでは。ジャンは煽ってますwやっぱ兵長の圧にストレスを感じでいた104期ではあるとおもうのです。上司命令で人殺しまでして革命に参加してたんですから。15歳が。だから女王という立場で優位にパンチを食らわせて(立場的に)殴り返せない兵長をみてストレス解消するんです・・・・

そう思ってみれば「ありがとうな」の意味も笑顔もつながりませんかね?

あとは「ありがとう」にかかるリヴァイサイドのなにかがセリフ以外でもあればいいんですが・・・もう一回3期最初からみてみようかな。

 

あと、ラストに前倒しでジークきましたね。この時点ではまだなぞのヒゲメガネですけど。今週のチビリヴァイに次いで次回はエレンベビーきますかね?カルラの髪の毛食ってほしいw