進撃の巨人 #111 森の子ら

アニメがいったん終わっちゃってちょっとしょんぼりしてましたがやってきました別冊マガジン発売日。

もうね、後半泣きながら読んでました。ニコロさーーーーーん!!!あなたこんなに激しい思いを秘めていたの???なんてこと。そのほかにもいろいろなことを考えていて半日使い物にならなくなってました。やっぱり別マガ休暇は必要だわ。

 

こうしてみるとやはり調査兵団は若いなあ。甘い汁吸いまくりの憲兵団はどのシーンをみてもオッサンばっかり(若いもんがいるのは現場だけ)そういう意味でちょっとなめられてたりするんだろうか?するんだろうな。

ピクシス指令にほっとするのは基本的により多くの人を死なせない方向に持って行こうとするところであり、結構な狸おやじであることは間違いないのだけどその知恵をそういうところに絞り出すところ。あっさり降参はしておくけど交渉次第で好きにはさせないぞというしたたかさと、あともう一つ・・・ザックレーへの思いが垣間見えるのが何とも。長い付き合いの中には色々(苦労を共にした的な)あったんだろうと想像してしまう。

キヨミ様もただの金の亡者ではなく心底ミカサを案じているところがあるとわかりミカサもそれに気付いたように見える。ミカサがこのままヒイズルに取り込まれることはないとは思うけどエルディアにありながらたぶんヒイズルとのつながりを断ち切らずにいるだろうなと思うので「エレンだけが家族」ではなくなっていくのかも。エレンほどの強い絆ではないにしても・・・・。

 

そしてレストランの話。

ニコロさんが思っていた以上に激昂してあからさまな殺意をガビにむけていた事で私自身の気持ちが(こう言っていいのかわからないけど)スッキリしたところがある。あんなに激しくサシャを想ってくれていたんだという所で涙が出てきてそれから最後まで泣きっぱなしだった。サシャ両親は自分たちの怒りや悲しみより先にニコロさんの感情を全部受け止めちゃったりしてないのかな。

娘を失った悲しみや憎しみがなくなるわけではないけど。あのシーンがあったからこそ森の話が抵抗なく入ってくるなぁと、思った。許せる訳ないんだよね。ものすごい葛藤があそこにいた人たちの中にはある・・・皆、失ったものが多すぎる。その辺をまだガビはわかっていないのね。

 
 
 
サシャ両親は・・・娘がどういう世界に向かっていったのかわかっていたんだね。
巨人を倒す世界の中でも命を危険にさらすリスクは高かった訳だけど、ある時点からそれは人間対人間になったわけで。そうなったら相手側から恨みをかうこともあるんだという事を・・・しかしこの復讐連鎖を森に例えるとは。何だろう凄く心に引っかかる(良い意味で)。もうちょっといろいろ考えをまとめたいけどまだ整理できてない。
あ、そういえばハガレンも復讐連鎖の断ち切りがあったなぁ。
 
この世界は「目的のために大量の犠牲者がでても仕方ない」考え方が主流になっていてそれは今まで対巨人であったからすべて巨人のせいにできたけど、じゃあ今はどうなのよ??って話。憲兵団との戦いでも「敵は殺してもいい」「殺さなきゃ殺される」だった気がする。特攻を良しとする(良しとしてしてたわけじゃないけどジークにはそう見えたんだろうなあ)流れの中で、ジークは嫌悪感を口に出したけどそういうジークも(クルーガーも)目的のために仲間を売り殺してきた。
今まで一人の人間の死をここまで掘り下げてこなかったのは「あえて」なのかな?この流れを私自身の中でまだイマイチつかみ切れていないのでもう一回最初から読み直そうかと思う。
 
ジーク・・・・いったいあなたは何回骨髄穿刺したの?どんだけ搾取されてんの?アレ痛いよ?大変だよ?ipsかなんかで一滴の骨髄液から大量生産できるような技術がマーレにはあるのか?wwwwだったら解毒方法もなんとかしてほしい・・・・ついでに巨人化無効薬でみんな元に戻ろうよ?(はかない切ない願い)
ファルコはこのあとやっぱり誰かの巨人を引き継ぐのかなあ?ライナー?ジーク?そうだとしたらどうやってどの状況下で??
 
まとまらないまま来月を待つのみ。
 
 
ブログランキング・にほんブログ村へ

進撃の巨人Season3#49 奪還作戦の夜

やっぱりシーズン3は分割されるようです。年明け再開かと思ったらなんと4月・・・4月までお預け。その間に覚悟を決めておけということですね。

お話は丁寧に奪還作戦前夜をやってくれてノリもよくとりあえず心穏やかに4月を待つわ・・・・と気を許していたらEDでとんでもないことになりました。
リアルタイムで見ていた私はそのままツイッターで阿鼻叫喚な実況を確認しつつ買ったばかりのレコーダーでコマ送り再生・・・・眠れぬ夜を過ごすことに。

 

 

いや、ほんと本編までは穏やかに楽しく、不穏な空気は残しつつもほっこりしたりしていたんですよね。

アバンでは今後の肝になる「エレン硬質化」と「巨人化薬液」のおさらいをして薬をリヴァイに預けたところでザックレーの芸術披露の話がさらっと入ってきてさらっと止められましたwこういうところ、外さないんだよねwその話にかぶせてアニメでは思いつめたリヴァイの表情をみせています。この後のエルヴィンとのやりとりにつながる表情ですね。ここでもそのあとどうするんだと軽く問いただしています。
ところでこの巨人化薬ってトップシークレットなんでしょうか?この話に加わっているのは総統ザックレーと駐屯兵団トップのピクシス、調査兵団の団長エルヴィン。憲兵団トップはいません。(原作ではこの前に憲兵団の嫌味なやりとりのあと場所を変えての密談となっていて、あえて憲兵団を除いているのがわかります。)リヴァイは薬を入手した本人でありハンジは薬を調べたのでいちおう関係者扱いになってるのだとおもいます。この辺の組織の力関係とか立ち位置とか気になるところです。密談してるわりには調査兵団には末端の兵士にまで周知されてるのは現場重視でその場の対応と判断にゆだねられるということなんでしょうが。

調査兵団幹部会議の後、リヴァイがエルヴィンに詰め寄るシーンも後ろ手にドアを閉めるシーンから丁寧にほぼ原作通りでした。むしろセルフとセリフの間のための時間とかたっぷりとってあります。
オイオイオイオイからのリヴァイの凄味。大事に思う人を無事に過ごさせるために後からつなぎやすいように足を折る・・・(便所に苦労するというセリフまでご丁寧につけて)っていうのはもうなんという表現なんだろうと思います。こんなの・・・。そしてそれに対する答えが「自分の足よりも人類の勝利よりも自分の好奇心のほうが大事」というエルヴィンの私欲だという回答。

 

肉パーティが凄かったです。
盛りあがり半端ないしまさかの幹部組字幕w

ここのジャンとエレンの絡みがわたしは大好きなんですが、間にはさまれたアルミンの表情がすごくよくって・・・エレンを心配してる感じがよく出ててその後の絡みも含めていいシーンだなと思います。
同じようなシーンがちょっと前にありました。ヒストリアの孤児院でジャンがアルミンを挟んでエレンに絡むのです。エレンが乗ってくるのを期待してのゲスな表情での挑発を、エレンは軽く無視しマジレスしてるのをアルミンは見てるんですよね。この時はエレンは自分を特別な存在だとか思えなくなって沈んでいた時だから英雄に絡めたジャンの挑発には乗れなかった。
そういうことがあったからここでもアルミンはジャンの挑発にエレンが乗ってくるのかどうか心配そうに見てる・・・というかここでエレンが挑発に乗るとは思っていなかったから乗ってきたエレンにハッとした表情なんですよね。ジャンも多分半分くらいは期待してなかったみたいで、反応というか様子をうかがいつつという感じがじわじわきます。嬉しそうw
エレンがここでジャンの挑発に乗ってきたのはキースの一件でカルラの言葉を聞きすこし自信を取り戻していたのもあるでしょうけれど、挑発された内容が英雄とか特別な人間としての扱いではなく巨人化前から揶揄されていた「死に急ぎ野郎」だったからかもしれません。

アルミンの避け方が板についてるw

前から知ってる南方訓練兵上がりの104期はまたか~って感じで見てるし知らない奴らは何だろうと思ってるだろうし誰も止めないところとか後ろでミカサとアルミンがニコリ笑ってみてるところとかがいい。

このあと「元気が戻ったね」って言ってるアルミンw

訓練兵団卒業の夜もこんな風に三人で話していて、ハンネスさんに出会って話して・・・でももうここにはハンネスさんはいない・・・

アルミンの海の話にイマイチ乗ってこないエレンに、アルミンは無理やり話を振っていく。そしてエレンはしょうがねえなと言いながら思い出したように乗ってくる。この後もずっと引きずっていくこのわずかなすれ違い。

出発の夕暮れ。黄昏に出発っていうのと調査兵団始まって以来の民衆の期待っていうのがその後を知っている身としては深読みしたくなります。

フレーゲルの横にアルミンはあはあオジサンいた・・・こういうのだけは外さないなこのアニメ(二回め)

スタイリッシュゴンドラとかエルヴィンおたけび(誕生日の夜だけに)そして壁の上で待つベルトルトとライナー!!!

 

いいところで余韻もたせて終わるよね、4月までお預けは辛いけどアニメのクオリティがたもてるならばそれでいい・・・と、余韻に浸ってED見ていた時に、それは唐突に始まりました。

はじめは新しく買ったばかりのレコーダー不調?放送事故??と思ったのですが兵長の血まみれアップで、え???まさか????
心臓がバクバクしてきました。

おそらくseason3後期で放送されるであろうシーンが細切れに流れ込んでくる。そして屋根の上。

しらない人が見たらいったい何が起こっているのだろうかと思う兵長とエレン、ミカサの対立シーン。

これを、このクオリティで後期を・・・・。

 

season3は冒頭から海を出してきたし、ネタバレを小出しにして惑わせる演出なんですね。原作読んでる人にとっては憎い演出だし、未読の人はネタバレとはいえ肝心な事はバラしてないから一体何が起こっているのか??って思うような興味を引く仕掛けで上手いなーと思います。

4月まで・・・長いけどまた原作を読み返しながら心を鍛えて楽しみに待ちたます。

進撃の巨人 #110 偽り者

今回も休暇とって臨みました。というか今回はアニメと本誌が立て続けにくるというダブル精神攻撃にあってしかも内容が色々リンクしてたりするので辛いですがそういうことで一喜一憂できることが楽しくもあります。

で、本誌110話ですが状況は最悪な方向にどんどん進んでいくのに各方面にまんべんなく燃料が投下され、息も絶え絶えな人続出です。(当TL 調べ)

 

はじめにちょっとした疑問とそれにまつわるいくつか。
ヒッチは「兵団支部全域を取り囲んで・・・」と言っていたけどアルミンたちがいたところは兵団本部だよね?ミカサが「なんで本部に?」って次のページで言ってるしザックレーの部屋あったしね。ここ以外の支部も全部取り囲まれてるということなのかな?その辺がいまいちわからない。兵政権組織ってどうなってるの?
今の政府っていちおうヒストリアを女王に掲げてるけどまあそれはほぼ傀儡で実権は兵団。総統をトップに置いて憲兵(政府直属)・駐屯(いわゆる町のお巡りさん的な?消防救急も兼ねてるかも)・調査(対外的な戦闘)の三柱となってるのか?議会とかどうなってるのかなあ?(そもそもあるのか?)貴族たち一掃してしまったからそれまでの運用ノウハウとかわからずグダグダなのかもしれない。
以前は反逆分子なんかはことごとく中央憲兵の裏組織で始末してたし記憶操作なんかもあっただろうけど今はそれもないからある意味みんなフリーダム。記者も制限ないだろうから好き勝手に(彼らなりの正義のもとに)書いてるだろう。
「人類はより険しい道を歩まざるを得なくなったぞ・・・」クーデターが成功した直後に首謀者のエルヴィンが言った言葉がここですごく刺さるよねえ。アニメがちょうどそのあたりでまだこれからの希望をうかがうことができていたからまあ事後処理とかいろいろ考えての事かと思っていたけどそんなレベルではなかった。自由と不自由の意味を考えてしまう。

 

さて本誌内容についてですが、ラガコ村の件は脊髄液ガス化!ちょっともう怖すぎます。ジークも詳細は知らないらしいですが巨人科学ってどこまで進んでるんだろう?脊髄液採取って結構大変な技術で下手打つと半身まひとか来るだろうしとりすぎたら圧が以下略・・・。(要はいっぺんに大量に採取できないしそう頻繁に採取も無理だろうと)
それよりもなによりもこの場面では兵長のネタ台詞が飛び出してきてリアルに吹き出しそうになりました。多分これからいろんなところでいじられていくでしょうこの「モテ」ネタwww
リヴァイのイメージってはじめの「強くて弱みを見せないヒーロー(ちょい悪)」から徐々にいろんな弱み人間味を見せてきて・・・いまの「強いけどただの神経質なオッサン」なところが私にとっては最強になっています。
彼らは今、森の中で孤立してる感じもあって周りの動向とかつかめていないんじゃないかとちょっと心配になってきます。ここにいきなりエレンたち御一行が来たらちょっとびっくりよね??兵長以下の兵士の中にフロックたちの仲間がいないとも限らないのでそのまま兵長が孤立しないかと心配してしまいます。

座標の意味もちょっとよく考えたいところです。
ジークは座標がないと指令を出せない。座標はジークの脊髄液取り込んだ無垢巨人がそれぞれ持っていて無垢巨人同士では干渉しない。エレンの持つ座標はすべての巨人に干渉するが王家の巨人がいないと座標は発動しない。王家の巨人がいればエレンは自ら指令を出して自らの座標を通してすべての巨人に干渉できる。
ではジークとエレンがそれぞれに別の指令を出したときに、座標はどう動くのだろうか??

 

公式投下爆弾(今回最大級)
アルアニ公式きたか?とざわつきました。
もともと最初にドハマリしたのがアルミンとアニのあるのかないのかわからない恋愛感情だったのです。でも公式でははっきりしたことは描かれないのでこれはもう自分の妄想でしかないと思ってました。(そのあとリヴァハンに持って行かれたので少し冷静になっていました)がちょっと前からアルミンがアニの前に行ってるんだ、それも一回だけじゃないみたい・・・ってそわそわしていたんです。今回のこれ、少なくともアルミン→アニは公式とみていいよね?
ヒッチもアニを訪問していたということがすごく嬉しいし104期メンバーがアニをどう思っていたかもきっと知ることができたんだろうなと思うと涙出てくる。ヒッチのからかいを否定しないアルミンも可愛い。アルアニは恋愛に発展する前の高まりのまま関係が凍結してしまっているしこの後アニが復活してもそれが成就するとはとても思えないのだけれどだからこそ今のこの状況が尊いと思えます。(だからこの後が怖い)

 

心臓を捧げよ!
この言葉がここでこういう風に転用されるとは・・・恐ろしい。
いままでのことがすべてひっくり返る勢いと怖さをもっています。
正直なところ・・・初めてこの言葉を聞いた時にはすごい違和感があったのです。
心臓を捧げよ!」なんていわれてもそんな滅私奉公を誓わされる兵団って怖いわ!とドン引きしたのですよ。物語を読み進めていくうちに単純な特攻精神ではないなあと思ったり、ジークがその特攻精神を否定したその腕で、特攻してきた兵団を壊滅させたりしていてこれはもっと深い意味があるのか??なんなんだ??と思っていました。
これまで兵団の人間は自ら「心臓を捧げる」意志と決意をもって事に臨んでいたけれど今は民衆が兵団に「心臓を捧げよ!」と迫ってくる怖さ。
「暁の鎮魂歌」聞き直すと更に怖いことに・・・

 

今回情報量多すぎて書ききれないすでにこんなに長い・・・・
ミカサじゃないけれど私も問いたい。何が起こってるの?

 

物語は確実に進んでいるしこんなに萌え爆弾が投下されてもなぜだか心の中の嫌なざわつきが収まらないのは多分主要キャラたちの寿命がもう残りわずかであるという事実が否定できないからなんだと思います。

このあとどんな展開があって大団円がきても悲劇の幕引きが来ても・・・・彼らはいないんだと思うとすごく切なくなります。

主人公であるエレンがどんどん憂いを秘めたイケメンに描写されていってもその内で何を考えているのかさっぱりわからないところが不安を助長させていて、前回のように少しでも(たとえちょっと過去の出来事でも)切ないけど心情を吐露したような描写があれば(私が)救われるのだけど・・・。
エレンが自信喪失して自分は特別でもなんでもない凡庸な人間だったと落ち込んで、カルラママの遺した「生きてるだけで尊い」言葉に救われたこの物語の中でも最強の名シーンが放送されたあとのこの本誌展開で・・・・。エレンは神格化され祀り上げられ急進派とともにどこに進もうとしているのでしょうか。自分がすべてをひっかぶって(心臓を捧げて)なにかを成し遂げようとしていることだけは確かなんだろうとは思いますが。

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

進撃の巨人season3#48 傍観者

前回一回お休みしたし、期待してた話だったのですごーーーく待ち遠しかった回でした。そして期待通り素晴らしい。

以下若干の既刊コミックスネタばれを含みます。

 

カルラママのセリフがこの回の肝だと思います。だからエンディングにかぶせた演出で泣かせにきてる。私もこのセリフは大好きです。「特別じゃなくてもいい」「こんなにかわいい」「生まれてきてくれたことだけで偉い」すべてを肯定してくれる人の存在って大切で、それを自分で感じ取れることが自信につながっていきます。キースの立ち姿と風に髪をなびかせるエレンのアップ。アニオリの馬で駆けるシーンがすこし順番を変えて最後にエレンのアップから繋がっているので余韻がいい感じに残りました。

 

前々回あたりからエレンは自信喪失状態で今までの自分全否定みたいな感じになってます。元々エレンは対人格闘はよかったものの立体起動とかあまり得意ではない感じだったので巨人戦に関しては自信がなかったのかもしれません。自分自身が巨人化できることで優位に立つことができ自信につながっていたんだろうな。そこを全否定(されたわけではないけど本人の意識の中ではそうおもっている)しちゃってるわけです。
あと、この時点でエレンはグリシャの行動が単に始祖を奪いに来たとしか認識していないんですよね。ロッドの言うことしか知らないから。それも原因の一つになっているのかなって思います。

対ロッド巨人の時、自虐的になっていたけどちょっとだけアニオリで回復してたのは、あの場面に明確な目的があってそれのために自分が動けると思ったからなのかな?と思います。今回もそんな感じでハンジさんの新兵器のために自分の体すり減らしても、そんなことしかできないからそこで頑張らないと自分を保つことができないのだろうと思います。今のエレンは自分の身をすり減らして結晶化しシガンシナに行きマリア奪還の要になることだけが自分の存在意義だと思ってる・・んだろうなあ・・。

 

新兵器開発。ハンジさんはこういう時にすばらしくハイテンションになるけど、ここぞというところでは非常に冷静になるキャラでそういうギャップが好きです。あと暴走しそうなところをいいタイミングで止めにはいる兵長も。

エレンの鼻血は想像以上にだだもれしていてやばいんじゃない??惜しげもなく差し出される兵長ハンカチ。兵長がエレンを心配する行動とセリフ、それをみて鎮まるハンジさんに自虐エレンというコンボを決められ私が沈みました。

 

それからそれから、きましたよ新キャラ。フロック君。赤毛でした。あの渦巻アニメでどうなるかと思ったら割と普通に渦巻でしたwwwそれより赤毛だったんかい!
原作ではこの時点ではまだ名前もないモブキャラだったのに、後々、そして今の活躍を誰が想像したでしょうか。しかもアニメデビューが誕生日というミラクルですね。てか内容にちっとも絡んでない事ばかり言ってます。
この子も突き詰めればモブからの出世で「特別ではない」けれど「特別だと思ってしまった(思いたかった)」キャラなんですよね。ここに出てきた時点でそんなことちっとも匂わせていないのにかぶせてきてるあたりが進撃です。

 

キースは凡人なんだろうか?周りから見てのそれではなく自分自身がどうとらえているかなんだろうな。あのときキースは自分自身は凡庸で取るに足らない人物であり、エルヴィンやリヴァイ、ハンジ、ミケ、ナナバ等の若手精鋭が特別選ばれた人間に見えたということなのかな。

キースの前髪が徐々に後退していくところ、なぜそんなに丁寧に・・・・

 

ところで20年前に出会ったというグリシャとキースだけどそれだとグリシャは巨人継承後15年以上生きたということなのかな??原作も20年だったけどちょっと疑問。
まあリアルなこというと18年とかでも括って20年位って言っちゃうことあるよね?私はあるけど・・・・どうなんだろう。

 

どこをとってもエレンが可愛い。ベビーエレンがカルラの髪をもぎゅもぎゅするところもあくびするところも10歳のエレンも12歳エレンも今のエレンもみんなまとめて可愛い。

 

来週もとても楽しみな回です。そして・・来週でいったん区切るのマジで???3期分断なの?4期が来るの?アニメ雑誌では3期で海いくってかいてあったよ?

じっさいどうなの~???

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

進撃の巨人season3#47 友人

すべてを理解しあえることはなくてもお互いを認め友情は育むことができる。信頼はできる。そういえばエルヴィンとリヴァイもそうなのかもしれない。

 

一話をじっくりと一回の放送にかけてくれました。ケニーの語りが圧巻でした。

 

正直なところ、ウーリとケニーの間にあった友情がわたしには今一つのところでよく分からなくて・・・・友情があったということを前提として考えることはできるのだけどそのベースになるものがよく分からかったのです。アッカーマンとして絶対的に強いものを目の前にしてその血が主と認めた・・・はわかるんですが、じゃあどうしてそこに至ったの?ケニーの価値観は「強い」だけなの?ウーリはケニーの何に魅かれたの???

そんななか、録画したものを繰り返し見ては「子リヴァイかわえええ」「兵長最高の微笑w」「イケヴォイス祭り」「子安で締め」等々浮かれていたんですけれど・・・。

ふと、画面を見ずに音だけに集中して聞いていたらケニーの語りの中でその答えを見出したような気がしました。(アニメとしてそれはどうなのよ?とも思うのですが原作もちゃんと読みこめていなかった私の頭の問題なのでしょう)映像という余計な情報を入れずにモノローグだけ聞いたおかげかもしれません。しかし声だけでこれだけ聞きごたえのある回もなかなかないのではないでしょうか。

ケニーもウーリもお互いをよく分かって理解しあっていたわけではないのですよね。そこなんです。わからない。でもこいつはこういうやつなんだと認め合うことはできる。争い戦う関係から手を取り合う関係に。

ケニーは始祖を継承してウーリを理解したかったのかな??ウーリが見た世界を自分が見みることでそこに新たな何かを見出したかったのか・・・。

他人を自分の中に受け入れて一体化するという話で思い出すのは清原なつのの「真珠とり」や佐々木淳子の「那由多」等ありますが・・・どれも悲しい結末です。そういえばリョータローは古川登志夫さんだった。

ウーリの古川登志夫さんはいにしえのアニオタだった私にはとてもなじみ深い声優さんで、でも最近の事はよく知らないので私の中ではいつまでたってもあたるでカイで遊馬でピッコロなんですけど・・・。当然なんですけどそれらの役を微塵も感じさせない紛うことなきウーリ・レイスで最高でした。(いやこんなこと言うと失礼かもなんですけど大御所さんのなかには何やってもその人の声に聞こえる人もいるもので・・・それはそれで好きなんですけどw)

 

サネスもニックも自分の信じるものに対しては一本筋が通っているという意味で同じなんだなあと思う反面、狂信的なものの怖さも感じます。フロック・・・

 

兵長のヒストリアへのパワハラとそれに伴うリヴァイ心情暴露がないので・・・・ネコパンチと笑顔の意味が~~~~~って話はよく聞きますが。たしかにあれではヒストリアの反逆の意味が別物にはなってしまってるんですよね。

ただ、王位継承に関してヒストリアの立場から見てみるとアニメの流れはとてもしっくりくるんです。それは少し前にも書いていますが。

何も知らずにリヴァイの暴力に屈して女王を「演じる」ことを従わせられ、そのあとで諸々の事情を経て覚悟を決めることになった・・というのはリアルな展開ではあるかもなのですが、一度はロッドの話を受け入れエレンを食って真の王(神)にまでなろうと覚悟を決めた後であり、周りの状況と自分の立場を理解したうえで女王を受け入れるとした方が自然な感じがします。

ただそうした場合リヴァイの革命に対する思いと決意がね・・・そのために104期にかけた負担というか責任みたいなものがセリフとしては出てこないことになってしまう。それにかかる「ありがとうな」なのでもやっとしてしまうんだろうなあ。

私自身は、リヴァイを殴る表面上の理由なんてミカサの冗談でもヒストリアのストレス解消でもなんでもいいと思っています。エレンは必死に止めていますが(そこが可愛い)エレンは直接革命に参加してないんですよね、アニメでは。ジャンは煽ってますwやっぱ兵長の圧にストレスを感じでいた104期ではあるとおもうのです。上司命令で人殺しまでして革命に参加してたんですから。15歳が。だから女王という立場で優位にパンチを食らわせて(立場的に)殴り返せない兵長をみてストレス解消するんです・・・・

そう思ってみれば「ありがとうな」の意味も笑顔もつながりませんかね?

あとは「ありがとう」にかかるリヴァイサイドのなにかがセリフ以外でもあればいいんですが・・・もう一回3期最初からみてみようかな。

 

あと、ラストに前倒しでジークきましたね。この時点ではまだなぞのヒゲメガネですけど。今週のチビリヴァイに次いで次回はエレンベビーきますかね?カルラの髪の毛食ってほしいw

 

 

進撃の巨人season3#46 壁の王

アレがないコレが端折られたと自分の萌えを削られまくり、でもアニメは別物これはこれでわかりやすくて面白いと納得させてきた今ここで!

あれもこれもひょっとしてそこも?全部来た!!と画面の前で小躍りした今回。

それよりもまず超強力なスタッフ投入し全力挙げて美しくグロい迫力ある画面が惜しげもなく見ている者の心をつかんで離さない・・・というかちぎっては投げちぎっては投げされてるようでした。何言ってるかわからんwwww

 

アバンが普通に前回のあらすじで来るかと思ったら視点がなんと巨人目線。こんなことって今まであったっけ??

低いアングルからオルブド区の外壁をとらえて突進するような視線の動きで(実際は超超大型巨人なので緩い動きなのだけど)巨人がとらえているのはオルブド区にゆらゆらとうごめくたくさんの光。そこ一点に集中していく疾走感のあとにゆっくりと地を這う巨人が光に向かっていくとかとかとかとか・・・言葉にならない。アバンだけで30分くらいありそうな熱量で、OP見ながら「このあとどんな世界がやってくるんだろう??どうしよう私の視力と理解力はついていけるんだろうか?」とドキドキワクワクしながら待っていたら一転作戦会議室でw「どうどう、いったん鎮まれ私の心臓」見事に手玉にとられています。

とはいえこの会議室も相当なもので声優さんたちの声が素晴らしいです。ハンジさんったらあんな巨人でも「あの子」扱いですもん。

そしてうまい具合に回想シーン持ってきてのエレン問題発言「ちびおやじ」しかもさらりと流した原作に比べエレンの「やっちまった」顔に兵長のアップ被せてくる謎の丁寧さwありがとうございます。

 

オルブド区住民のモブ一人一人の顔までめっちゃ作画がきれいなんですけど。そして店の仕込みおじさんと駐屯兵のおねえさんのからみがモブ静止画の後ろでわちゃわちゃ動いてるの・・・そのこだわりが好きです。(前にもこういうのあったなピクシスとエルヴィンの後ろで荷運びしてる調査兵団とか)

 

壁上固定砲対巨人・・いやあの固定砲があんなにカッコいいとは思いませんでしたw
壁の上で端からダダダダダダーーー!!!っと撃つたりとか駐屯兵団も頑張ってる。

 

北部って巨人襲撃がない分そういう意味では平和だったんだろうな。若い子もいるけど幹部はおじさんばっかりだ。南部の駐屯兵団は調査兵団と協力して対巨人戦もやってるし壁外調査のときも援護してくれて連帯感はあるし場数踏んでて諦め悪そうだけど北部の人たちはまだ打たれ弱い感じがあって「頑張ったけど駄目かもしれない絶望感」ってのが迫力ある巨人の映像もあってかなり来てる感じがします。

あそこで「あとは俺たちが引き受ける」なんて言われちゃったら無条件で調査兵団に心臓捧げてしまいそう。

調査兵団はつねに「頑張ったけど駄目かもしれないどん底」から這い上がって生き延びてきた人たちだから肝が据わってるよなあ・・・。

「エルヴィ~~ン」って急ごしらえの新兵器もってきたハンジさんすごく楽しそうなんだけど兵長の「蝉の小便」(←これきたね。でもションベンではなくてショウベンになってたえねちけー的配慮?)発言に「え?まじこれ使うの?」ってなってるところがおかしいw

エレンが自分の無力さを自覚してへこみまくっているところではありますが、新兵の104期生たちもかなりへこんでいるところなんですよね。サシャが食欲なくなるくらいに。さすがにアニメでそこは端折られてしまっていたけど。

エレンは作戦会議で最後の切り札として兵団最大の兵力と言われて駐屯兵団のオジサンたちの「大丈夫なのかよこいつ?」という目で見られ目を伏せてしまうくらいに今自分の無力さを感じている。

オルブド区の子供たちを見て自分たちと重ねてしまうけどアルミンは自分たちがいて彼らの希望につながるんだという確固たる信念をもっていて即答できる強さがある。

シガンシナでのあの日自分たちには絶望しかなかったけれど、ここにいる子供たちには自分たちの頑張りで絶望だけで終わらせないという思いに至ったエレンは、少しだけ自信を取り戻したのかもしれない。

 

今回見どころ(個人的萌えポイント)がいっぱいあっていちいち書ききれないので箇条書きに。

エレンが普段と違う黒いシャツきてるところ。墓場シーンのエレンが雨で濡れてるところ。エレンを止めるミカサが突進していくところ。何気ないサシャのシーンのアングル。エルヴィンがどこをとってもすばらしいアングルと美声。エルヴィンを視線で追いながらかけていく兵長。画力が微妙なエルヴィン画伯。団長をまたいで走るエレン巨人。謎肉空中戦。

 

ロッドを切り刻んだ時にヒストリアのなかに入ってきた記憶。ロッドも最初からああだったわけではなく幾度も希望とともに弟や娘を失ってああなったんだということを・・・ヒストリアはここで知ったということなんだろう。それをどう受けとめるかは彼女次第。始祖を彼女が受け継いだとしたらまた同じことを繰り返すのみで新たなロッドを生み出してしまうかもしれない・・・そこまで思うかな?でも今の原作の展開にその辺がつながるような気もする。

レイス家の悲劇?については次回ケニーとウーリの視点からも語られていくのでこちらも楽しみなところです。

 

ケニーの回想からリヴァイとの過去シーンがどれだけ引き出されるかという件については、ぜひアニオリでもいいからじゃんじゃんやってくれ!という思いと、むしろそれはもう無しでもいいから回想の一コマくらいを流してあとは見ているものの想像にゆだねてくれてもいいくらいの思いと両方あります。

原作でもほんのちょっとしかないんだよね。そこからみんないろんな想像を膨らませているわけでそれはそれで美味しいのではないかという思いもあるのです。砂の器」みたいな演出も私は好きなので。(あれは当時の子役の限界を最大に生かした神演出ではあるのですが)
でも広義でアニメも公式二次創作みたいなものだからアニオリで見たいというきもちも大いにあるしwww

 

ところで今回斬新で新鮮だった巨人目線。

オルブド区の光は巨人からみた人間の姿だという話をきいて目からうろこでした。そうか、そうきたか!一見したときはそうとはわからず漠然と何かに向かっていくものと思っていましたが巨人はああやって光に導かれて惹かれて人間に向かっていったんだと思うと底知れない恐怖と悲しみが湧いてきます。すごい。

進撃の巨人season3#45 オルブド区外壁

派手なアクションが少ない分、声優さんたちの声の魅力・・・演技力が冴え渡ります。シナリオもテンポがいいので声だけ聞いていても凄くいいんです。さらにすばらしい絵がついているので・・・ってなんかべた褒めになってますw大体いつも褒めてますけど。

 

アバンで前回のあらすじをやらなければエレンの「ちびおやじ」入ったのでは?と一瞬思いましたがそのシーンを足すだけでどれだけ作画がとか思ってしまい大人の事情を察してしまいました。ちびおやじシーンはたしかに美味しいし見たかったかもしれないけどあそこでいきなりエレンが始祖の力を試そうとするのちょっと唐突じゃないかと思っていたので納得はできます。

 

ハンジさんの介護どうなってるのかなと思ったらアルミン&モブリットでつれ歩いてる!!いいの?重症でないアピール?
「お前たちはハンジを外に連れ出せ!」って言った兵長の声がさ、いつもと違うのに気がついてしまいました。声低い何それ素敵。いつもの冷静な艶のある声じゃなかった。

 

自暴自棄になってるエレンに対してヒストリアが言ったのは自分がかつてユミルに散々いわれていたことと同じ。

クリスタは表面上は「自分なんて要らないといって泣いて」はいなかったけど心の奥でずっとその思いを抱えていたことにユミルは気がついていた。ユミルはそのクリスタの行動に一つ一つ突っかかっていって否定することで救いの手を差し伸べていたわけです。たぶんその頃はなんでユミルがこんなにもつっかかってくるのか判らなかっただろうけど、いまのヒストリアにはその思いが今ここで自分を救ってくれたという自覚があるから・・・・だから同じ思いを抱えて自暴自棄になっているエレンに自分が手を差し述べることが出来たんだといます。あと自分の存在価値をそこに見出したのかな?と。

 

同じく自暴自棄のエレンに対しての104期が言葉乱暴でもやさしいし。ジャンなんか特に。サシャが丁寧語じゃないところもユミル&ヒストリアの影響を考えるとうれしい。あのあとサシャは相変わらず普段は丁寧語だけどここぞといときには訛りを隠さななってる。それがありのままのサシャなんだろうなと思います。

 

ところでハンジさんは結構な怪我だと思うのですが「走りましょう」はないんじゃないか?アルミン!ここはモブリットがお姫様抱っこをしてだな・・・・・

そんな怪我の中始祖を語るハンジさんが色っぽいし、ハンジさんに負けず劣らず語るヒストリアもカッコいい。あと兵長に覚悟を聞かれて「はい」と答えるエレンの声の凄みが心に響きます。

 

やっぱりここに「女王になれ」きました。

強制的に何も判らず暴力に屈したヒストリアよりも出自を知って自分の役割を自覚した今のほうが説得力はあります。言いたいことをはっきりいえないコニーとコニーを代弁するジャンがかわいいなあ。なにげにジャンヒスみもある今回。

ミカサのあれは冗談半分の私怨だよね。
今まで散々エレンを追うところ止められて邪魔されてきたから。わかってはいてもそこはやはり「いつかあのチビにしかるべき制裁を」←wだし。

ヒストリアとミカサの関係がいまちょっといい感じだと思うのでそこにつけ込んでみましたという、ね。

でないと兵長、ヒストリアに殴られる理由は今回明確にはないから・・・。

 

 

あれがないこれがない端折られたと否定的な意見が目立っていた3期アニメ。(否定的意見そのものを否定はしません。たいては私も同意見ではあります。)ネガティブなオーラから自分自身を守るためにできるだけいいとこ探しの感想を書いてきましたがそろそろもうそういう意見もあまり聞かなくなったので自分の心も落ち着いてきました。

これからはたぶんアニメ本編のお話のほうがずしーーーんとくるものになっていくのでそういう意味で感想を書くのもしんどくなりそうです。

来週のことは体力と気力と相談のうえでww